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高知県南のふるさと探しの旅

赤松志郎

 まだ具体的ではなかったが、セカンドライフとし若いときからあこがれの“自身で海のさかなを釣り、農作物を自分で作る田舎生活”を思っていたとき、「高知県南のふるさと探しのたびモニターツアー」の新聞記事が目にはいり参加させていただきました。当初、どのようなツアーとなるのか不安でしたが今までに経験できなかったすばらしいツアーができました。

 3月1日 天気予報では晴れの予報が大阪空港まで雨、不安のとおり前途多難を暗示か?と思いましたが飛行機が離陸のときから天気がよくなり快適な3日間のツアーの始りです。まず、高知空港で大阪、名古屋、東京のメンバーが21名が合流、バスで奈半利町に向かって出発。バスで3日間お世話いただいた高知県、ANA職員はじめ皆さんのご挨拶をいただいた。高知県職員、バスガイドさんのとにかく明るいこと、「はちきん」からはじまり、酒のはなし、南国のよいところにきたが第1印象です。高知県の説明では、日照時間日本一、キリンビールの消費日本一、海の幸・山の幸豊富なことなどで配布いただい資料も楽しいものでした。

 奈半利に到着、駅の物産館では柑橘類のいろいろのと、値段の安さににおどろき、重い荷物になるが大きい文旦3個を150円で購入(夜ホテルでおいしくいただきました)。魚売り場では金目鯛、まぐろなど新鮮なものがいっぱい、魚好きの妻は旅行中で買えないのを残念がっていました。

 “はな・人・土佐出会い博の観光開き式”に参加、一番前の招待ゾーンはすこし気恥ずかしい感じをしましたが高知県のよさ、明るさ、元気さ、まちおこしの意欲を感じとるとができました。イベントの最後は、鏡開きの好き地元のお酒の振る舞い、餅まき、皆が童心に返って夢中になってのとりあいは後バスの中で笑いました。奈半利 横町の分譲地およびモニターハウスを見学、町の中心部にあるには驚きです。モニターハウスの行政からの提供は、検討している者にとっては地域でじっくり、費用負担も軽く地域を体験できるよいシステムと思いました。

 その後、室戸吉良川の町並み散策、古い水切り瓦のある立派な建物のある町並み、古くからの格調のあるお雛様、手作りのお雛様を皆さんに開放しているのをほのぼのの気分で散策させていただきました。また、主婦(皆さんかなりの高齢?)でのわずか100円のおしるこ、お茶、おまけにポンカンをサービス いくらでもと勧められ、おもてなしの気持ちを充分いただきました。

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吉良川の家並みと参加者散策


 夜は地元のなはりホテルでおいしい高知のさかなどの夕食会と地元の交流会でアルコールも入り盛り上がりました、地元ボランティアの方の“こどもたちへの生活、体験学校”、“さんごウオッチング”、“町並み紹介”の活動を一所懸命活動され、熱っぽく話しされ、明日に期待させていただきました。

 3月2日 奈半利の町並み散策、正直小さい町でたいしたものが無いだろうとおもっていましたが、浜田家、竹崎家の邸宅は歴史、文化が感じられる素晴しいものです。またそれぞれの持ち主の上品な話、ボランティアの方のお話も興味が持つことができよい心の保養をさせていただきました。さんごウオッチングも町からすぐの海辺で群生しているの間近で見られること、中古の船を改造される努力されたことなど昨日の交流会のお話が充分理解でき感心しました。

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ボランティアの方を先頭に奈半利散策

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ボランティアの方と浜田家で

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さんごウオッチングのあとでボランティアの方と


 田野町では昨夜いただいた“美丈夫”の酒蔵見学、商売気を少しも見せられずのご案内、おまけに酒かすのお土産をいただき、また高知県民の人の良さ、暖かさにふれられた気がした。岡御殿見学、ここも往時の繁栄を偲ばれる立派な江戸時代の建物、駕篭、茶弁当の道具などとお雛様も観せていただき文化の匂いをかがせていただいた。

 次は安芸市に移動、関西人には欠かすことのできないタイガースタウンの見学、スケジュールの過密のなか少し余裕をもっての野良時計、土居郭中武家屋敷の見学、参加者みなさんと雑談しながら春の日差しを浴びながら散策、参加者同士もだんだん親しくなり楽しいひと時でした。

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タイガースタウンで


 3月3日 いよいよ最後の日になりましたが、お世話いただいた高知県職員の方はツアーの最初に“私は晴れ女なので安心を”との約束どおり快晴で、最終日まで絶好の日和です。安芸の町並、漁港、商店街をバスで見学の安芸市の分譲している内原野団地に移動。陶芸館で私にとっては初体験の陶器作り、興味も持っていたこともあり粘土をいじくるも意外と難しく我を忘れて夢中になっていました、横の妻も皆が急に静かなって面白かったの感想。内原野団地は安芸市中心部からも近く、高台にあり海を見下ろせ、近くに池もあるつつの名所の公園もある絶好の居住地とおもいました。ここでも皆さんと話をしながらの春の日差しを浴びの散策はいまでも情景が浮かび、よい思い出になると思います。

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内原野団地近くの公園で


 昼からはいよいよ最後の芸西村に移動。また初体験のフラワーアレンジメントに挑戦、古い人間でオヤジが花をというのは少し恥ずかしかったがこれもやってみると以外と面白く、なかなかセンスよくでき自己満足で家内に自慢。あとで講師からここは、こうした方がの多くのアドバイス、自信がいっぺんに崩れましたが楽しい体験です。

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芸西村フラワーアレンジメント作品


 今回のツアーを終えて、過去にも数度訪れ好感を持っていた南国高知が一層好きになりました。普通の旅ではできない、いろんな体験、地域を肌で感じることができ、旅行好きの私にとってもベストといえるものでした。帰ってからも、ご一緒した人ともメール等で連絡よきお知り合いができました。高知県はじめANAなど企画いただいた関係の方、いろいろお世話いただいた地域の皆様にあらためて感謝させていただきたいと思っています。あと、自身の将来計画をもうすこし、じっくり考え決めていきたいとおもっています。


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著者:赤松志郎
2008年3月に行われた、ANA・高知県共催の移住体験ツアー「南国土佐のふるさと探し2泊3日/3月1日出発」に「いきいきネット」から応募参加しました。この紀行文はそのときのツアーの様子を記録したものです。


このコーナーでは、あなたの「田舎暮らし体験記」を募集しています。



情報更新:2008/03/28

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