華城は京畿道水原に築造された朝鮮時代(1392~1910年)後期の城郭。全体の長さは5.52kmあり、他の城では見られない多彩な軍事施設を多く有している。
西南暗門(普段は家畜や食糧を運搬する為の通路として使われ、戦時には軍需品調達の為の通路として使われた。)、西将台(ここが八達山の頂上。四方を監視しながら兵士を指揮したところ。)、西北空心墩 (一種の見張り台。上からは鉄砲を撃ったり、下からは大砲を撃てるように設計されている。)、華虹門(北側から流れてきた水原川は、ここを通って城内に流れ込んで行く)、東将台(錬武台とも言う。兵士を訓練したところ。)、のろし台、訪花隋柳亭(見張り台かつ兵士の休息所。春は桜が咲き乱れ、夏は柳の緑が気持ちよい)の重要施設がある。
訪花隋柳亭
西北空心墩